サイトフィシング技術解説


長年バスフィッシングをしている人でも見えバスを釣ったことがない、見えバスは釣れないと思っている人は多いと思う、反対に初心者でも見えバスを釣るのが得意だと言う人も大勢いるでしょう。ではどうすれば見えバスが釣れるようになるか、ここでは、サイトフィッシングが苦手な人のために、わかりやすく解説していきたいと思います。


 

サイトフィッシングには、二つの技術が必要となります。
バスを見つける技術と、見つけたバスにルアーを食わせる技術です。

バスを見つける技術において最も重要な課題は、バスがあなたの気配を察知する前に、あなたがバスを発見出来るかどうかにあります。
それには、良い偏光サングラスと慎重なアプローチが大切なのです。

 

バスから見たアングラー

ダイビングでもやったことがある人ならともかく、ほとんどの人が水中から水面がどう見えるかなんて、考えたこともないと思います。
右の写真は、水中カメラで撮った、バスを釣ったときの写真です。友人に撮ってもらい、私はこの時ランディング寸前の状態でバスのすぐ後ろに立っているのですが、この写真を見る限り水中からはほとんど解からないと思います。

実際、みんなが考えているより水中のバスからはアングラーは見えていないのです。

しかし、バスに近づきすぎると釣れないのは確かで、それは目で見ているというよりも、足音や影などの僅かな気配を感じ取っているのです。

 

バスへのアプローチの仕方

 バスは、人の気配をどのようにして感じ取っているのでしょうか?まず大切なのは、魚の体の仕組みを理解することです。

 人と違い魚には耳と言うものがない、その代わりの役割りをするのが魚体の両脇に伸びている側線と言われる部分です。この側線によって視覚の効かない場合でも泳ぐことができます。水中で起きる微かな振動をキャチして、障害物までの距離などを測ることが出来るからで、人間が暗闇の中で音だけで歩くのは困難なことから考えても、人の耳より魚の側線のほうが優れているのがわかると思う。バスはこの側線によってルアーの存在を知り、目で確認して食いつくのである。たとえバスの死覚から近寄ったとしても足音やエレキの音などによってバスに警戒されてしまうわけです。

 バスの視野がどれくらいあるか?人の目が顔の前面にあり、顔より後ろにあるものがほとんど見えないのに対し、バスは魚体の両脇にあるので魚体の真後ろ以外のほとんどをカバーする視野をもっています。また上の視野も広く上から落ちてくるルアーによく反応する習性を持ち、反対に下はほとんど見えないので底に餌がある時などは、体ごと底に向けなければ見ることが出来ません。 
 

  ポイント

1)風下からアプローチする。(水の流れがあるときは、流れの下から。)
2)太陽を背にしてバスを探す。(ボートや自分の影に気をつける。)
3)足音、エンジン、エレキの音は極力立てない。
4)服装は、背景に溶け込むものにする。

 サイトフィッシングのアプローチのポイントとしては、そっと静かに気配を感じられないように。と言うのが最大のポイントです。それでも自分がバスを見つける前に逃げてしまう場合、上の四つのポイントを思い出してください。
 2)の太陽を背にしてバスを探す、と言うのは、眩しさで水中が見ずらくなるのを防ぐためと、バスからも発見されにくいからです。水中から水上を見ようとした場合、太陽を背にしていれば、バスは太陽に向かってこちらを見ることになり、眩しく見つけられにくくなるわけです。
ただこの時に自分やボートの影でバスに警戒をあたえないようにすることも大切です。

 バスを探すときは、なるべく高い位置から水中を見下ろすようにすると、水面の乱反射も抑えられる。
 バスを発見することが出来たらバスに気付かれる前にすばやく後退し、出来る限り距離を取ること。時にはバスの着き場を山立することも必要です。


 

サイトフィッシングに有効なルアー
ディープでの目で見えない釣りと違って、目でバスの反応を確認しながらの釣りになるので、一つのルアーに頼らずいろんなルアーをローテーションさせることが大切です。ディープの釣りがスクールなどのたくさんのバスを探していくのに対し、サイトフィッシングとは、一対一の釣りなので、対している、バスの個性をいち早く把握することです。同じポイントにいるバスでも、臆病な者、好奇心旺盛な者などさまざまで、その個性に合わせてバスに口を使わせることがサイトフィッシングの醍醐味と言えるでしょう。
 

1)ラバージグ ラバージグの一番のメリットは、縦の動きにあります。ストント落ちるその動きはダウンショットやスプリットショットに反応しないバスに有効だったりします。
2)ノーシンカーワーム サイトフィッシングの王様。bPルアーといっていいでしょう。水深やバスのいる深さに合わせ比重の重いワームに換えたり、大きめなフックに交換するといいでしょう。
3)スプリットショットリグ 水深がある、風が強い等でノーシンカーで狙いづらい時に使用。リーダーは長め、シンカーは軽めが基本。
ダウンショットでは出しづらいダートアクションで狙うと良いでしょう。
4)ダウンショットリグ 食いの悪いバスに対し目の前でシェイキング。
バスの目の前で長時間アクションを加えられるのはダウンショットしかないでしょう。
バスのいる水深に合わせてリーダーの長さをあわせるのがポイントです。
5)ジグヘッドリグ フォーリング・スイミング・シェイキング等、状況に応じていろいろな狙い方が可能。
6)サスペンドミノー バスが浮いているときの時バスの目の前で止められるルアーはこれしかないでしょう。
トゥイッチングでリアクションで狙います。
7)ポッパー フィーディングに来ている食い気のあるバスに対して最も有効なルアー。
リアクションで食わせるように小魚が逃げ惑うようなアクションを加えます。
8)バズベイト 広範囲に狙いたいとき。ロングキャストが必要なとき。ワーム系に反応が悪いとき等で使用。

以上が私がサイトフィッシングで多用するルアーです。
スプリットショトではチューブワームを多用します。ウィードレス効果が高く浮力が高いのでバスの目の前でアクションさせやすいからです。
その他にスライダ−ワーム、リングワーム、リザード。ノーシンカーでグラブ、スティックベイト等を使用します。
バスがワームを良く見てしまう場合は、なるべくリアルなワームで目の付いているもの、バス等のフィッシュイーターは、本能的に目を攻撃してきます。したがってルアーに目が付いているのは、大切なことだと考えています。

ゆっくり長い間バスにルアーを見せる。
リアクションバイトを誘える。
警戒心をあたえないルアー。

これが私のチョイスするサイトフィッシング用ルアーのポイントで、それらのルアーをバスの反応を見ながらローテーションさせて釣っていきます。

ルアーローテーション

まず最初にどのルアーをなげるかのか?非常に大切なポイントとなります。警戒心の強いバスに間違ったルアーを投げてしまうと、釣れるバスも釣れなくなってしまうからで、私の場合は、狙うバスのタイプとポイントの違いによってルアーを使い分けています。あなたの狙おうとしているバスが次のどのタイプにあたるかあてはめてみて下さい。

1)ベイトを追っているバス(流れ込みなどに多く見られる。)
2)ストラクチャーについているバス。
3)水面近くで浮かんでいるバス。(夏場に多く見られる。)
4)スポーニングベットのバス。

大まかに分けて以上の四つに分けられます。

  1.  ベイトを追っているバスの場合、ベイトのサイズ合わせて、サスペンドミノーのトゥイッチングなどでリアクションで食わせてみます。だめなら、ノーシンカーワームでゆっくり見せます。それでもだめならスプリットショットを沈めてみます。
    ベイトを追っている時はリアクションを中心に釣っていくといいでしょう。ダウンショットのシェイキングなどでネチネチ釣るより逃げ惑うベイトを演出してあげること、この時に大事なのがルアーの着水音で、逃げるベイトが水面で跳ねる時の音に近づけること。極端に大きな着水音になってしまうと釣れる確率が落ちてしまうので要注意です。
     

  2.  ストラクチャーについているバスにもいろいろいて、ストラクチャーに身を隠しながらベイトを食おうとしているバスや、夏場などの熱い時、ストラクチャーにできる、シェードにつくバス。フィッシングプレッシャーなどによりストラクチャーに隠れるバス等。活性の高いバスもいれば、低いバスもいます。どんなタイプのバスかがわかればいいのですが、わからない場合は、バスから少し離れた所(2〜3m)の所に、ストラクチャーに対して縦に落し込んであげます。ルアーは、根掛かりしやすい所では、ラバージグ、そうでなければ、スプリットショットか、ジグヘッド。この時活性が高ければルアーに興味を示すだろうし、活性が低くても離れた所に投げたぶん、あたえるプレッシャーも少なくてすみます。
    反応が良かった場合、おなじルアーをもっと近くにくるように通してみます、それで食わなければ今投げたルアーと違う動きをするルアー(早ければ遅く、縦の動きから横の動き)へローテーションする。

  3.  夏場の水温の高いときに多く見られる、水面近くに浮かんでいるバスは、見えバスの中で最も釣りにくいバスといえるでしょう。釣りにくさとは反対に最も見つけやすいバスなので、トーナメントの時などでもついついはまって、時間を費やしてしまうこともあり、実に厄介な存在です。かといってまったく釣れないバスではないので、はまらない程度にすばやいルアーローテーションで狙うのが良いでしょう。基本的には、リアクション系のルアーが良いでしょう。
    *風が吹いてきたり、雨が降ってきたりして、浮いていたバスが見えなくなったときは、近くのストラクチャーや底に潜ったと想定して狙ってみましょう。さっきまでぜんぜんルアーに反応しなかったバスが釣れたりします。

  4.  スポーニングのバス。どんな利口なバスでもスポーニングの時は子孫繁栄という本能によって行動します。時には、ベットに近づく自分よりはるかに大きな鯉などの外敵を追い払ったり、自分の身を犠牲にしてベットや稚魚を守ります。その姿には涙ぐましいものがあり、見つけやすい、釣りやすい、という理由だけでスポーニングのバスを釣ってはいけないと思います。もしスポーニングのバスを釣ってしまったら、すぐに同じ場所にリリースしてほしい、それがアングラーがバスを守る数少ない手段の一つなので、ぜひ皆さんも協力ください。

 バスの見つけ方

 サイトフィッシングをする場合、バスを見つけなくては始まりません。

エリア選択 透明度が高い場所(濁りが入りやすい場所は不向き)
あたりまえですがデープの底に付くバスは見えません。遠浅の、バスを見つけられる範囲の水深であるシャローエリアが点在する場所。
ベイトフィッシュの多いエリア。ベイトを追うバスが釣りやすいのは言うまでもありません。
スポーニング前のバスは、越冬場であるエリアの水温の上がりやすいワンドに多く見られる。寒冷前線が近づき水温が下がると、すぐディープに戻るかシャローのカバーに入り込んでしまうので、水温の上がりやすいエリアを見つけることが重要です。         
少しでも水温の低いエリア。流れ込みや、湧き水があるエリアがベストです。
夏の定番ポイントである、岬の先端などの水通しのいい場所では、水面が波立ってしまいバスを見つけにくくなりやすいので要注意
秋のバスはベイトに付くと言われ、シャローからディープまであらゆるポイントにバスが散らばる時期です。その湖のベイとの習性をよく把握してシャローにベイトが接岸するエリアを選ぶといいでしょう。
はっきり言って、この時期にサイトフィッシングは至難の技です。どうしてもと言う人は、陽だまりになるワンドのカバーを探すといいでしょう。

 ウィ−ドや倒木などのカバーが密集するエリアは、バスを多くストックするのですが、カバーの中にバスが入り込んでしまうことも考えられます。
 ノーシンカーワームなどを漂わせると、カバーから出てくることもあります。バスを見つけられない場合でも良いカバーを見つけカバーを釣ることも必要です。


サイトフィッシングのアワセ

水中の目で見えないところでの釣りと違い、サイトフィッシングでは、目で見ながら見ながらの釣りです。
通常の場合目で確認できないので、手や竿先でアタリを感じてあわせなくてはなりません。
低活性のバスは、ルアーを口にして違和感を感じるとすぐに吐き出してしまいます。この場合アタリを感じる間もなく、ほとんどのアタリを取れずに終わってしまいます。
サイトフィッシングのアワセでは、バスがルアーを口に吸い込んだ瞬間にアワセをするのが基本です。
キャストからの流れで言うと
ポイント(バス)より先にキャストしルアーを確認しながらポイントに近づけます。この時ルアー全体を見ようとせず、一番目立つ部分を見るようにする。
バスの近くまできたらすぐアワセられるように構えながらアクションを加えます。
ルアーが消えた瞬間アワセます。

ルアーが消えた瞬間アワセるのがポイントで、ルアーカラーによって食い方に違いがなければより見やすいカラーのルアーを使用するべきです。私の場合ルアーの背中に目印を付けて使用しています。
JBワールド戦・池原でサイトフィッシングにおいても、白のラバージグでたくさんの60cmアップが釣られました。

この時のルアーはアワセ重視のため、なるべくフックポイントを出した状態で使用します。

スプリット・ダウンショットならマス針
ラバージグならガード付きよりガード無しのフットボールジグ



ワンランク上のサイトフィッシング

ここまでをキチント読んできてくれた人

※簡単にサイトフィッシングについて解説しましたが、バスにも個性が有ります。サイトフィッシングとは一対一で相手の個性に合わせて狙いを変える必要があります。それが最大の楽しみであり難しさであるといえるでしょう。皆さんも自分なりの釣り方でサイトフィッシングを楽しんで下さい。
そして、いい釣り方が見つかったら是非メールでこっそり教えてください。(笑)

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