偏光サングラス解説書 |
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2.偏光レンズとは 偏光レンズとは読んで字のごとく偏った光りを、さえぎってくれるレンズです。 なぜ偏光レンズが水面の反射を取り除くのかというと、偏光レンズ内に特殊フィルムが挟んであり、このフィルムがブラインドカーテンのような役割りをして反射をカットします。ブラインドカーテンを横につけても意味がないように、偏光レンズにも軸というものがあって軸を水平にすることによって上下方向の反射をカットできるようにしセットします。したがって水面からくる下からの光の反射をカットします。 |
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3.偏光度とは 偏光度とは、偏光軸を水平にした場合上下方向の反射光をカットしてくれる割合をいいます。 偏光度が100%に近いほど偏光レンズとして高性能といえますが、偏光度と可視光線透過率は密接な関係にあり、偏光度が高くなると可視光線透過率が低くなってしまいます。用途によって使い分ける必要があります。 |
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4.可視光線透過率とは 可視光線透過率とは、光りをカットしてくれる量のことをいいます。可視光線透過率が低くなるほどレンズの色が濃くなり100%に近づくにしたがって薄くなります。 目と物があって見えるように思いがちですが、光があって初めて物が見えます。 物があるから見えるのではなく、光があるから物が見えるのです。光の量を正しくコントロールすることは物を良く見るうえで非常に大切なことです。 光に対する感じ方は人それぞれで、一般的に同じ光量でも年配者の方が暗く感じます。 |
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晴れた日の場合偏光度が高く可視光線透過率が低いレンズ、すなわち、反射光を100%近くカットしてくれて、眩しすぎる視界をちょうどいいぐらいまで減光してくれる、レンズが理想です。一般的に人が眩しいと感じた時、その時の可視光線の65%以上をカットする必要になってきます。 問題は、曇りや雨のときです。偏光度を高くするためには、どうしてもレンズの色が濃くなってしまい、可視光線透過率が低くなって視界が暗くなりかえって見ずらくなってしまいます。ある程度は、偏光度を犠牲にしてでも、可視光線透過率の高いレンズを使うと良いでしょう。 |
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6.カラーによる特性の違い 各カラーの違いによる特性の違いは偏光レンズカラーバリエーションをご覧ください。 |
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7.UV400CUTとは? 最近偏光サングラス以外でも良く聞くUVカットとは、目や肌に有害とされている紫外線A波・B波を100%カットしてくれる。レンズです。 UVカットになっていないサングラスを使うと減光作用により目の瞳孔が開いてサングラスを掛けていないときより多く紫外線を吸収してしまいます。 最近では、無色の(実際は若干黄色みがかっている)眼鏡レンズも出ているので偏光サングラス以外でも、外に出る機会の多い人はUVカットレンズをお勧めします。 |
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8.度付き偏光サングラスの選び方 度付きの偏光サングラスを作りたいと言う方は普段からメガネを掛けている人がほとんどだと思います。そこで、度付きの偏光サングラスを作るにあたって覚えといて頂きたいのが、通常のレンズと違い偏光レンズには薄型レンズという物がありません。あまり大きめのフレームを選んでしまうとレンズが厚く重く掛けずらい物になってしまいます。特に強度の人は気をつけたほうがいいでしょう。 度付きレンズのレンズカーブは決まっています。極端にカーブのきついフレームは度付きは避けたほうが良いでしょう。カーブフレームを選んだ場合は、レンズカーブまでフレームカーブを戻すようになります。 |
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10.レンズの素材について 偏光レンズには今現在3種類の素材があります。 @ガラスレンズ Aプラスチックレンズ Bポリカーボネイトレンズ どのレンズにも長所と欠点があるので、レンズ素材の特長をよく理解する必要があります。 ガラスレンズ 長所:キズが付きにくい。同じ度数の場合プラスチックレンズより薄く出来る。 短所:割れやすい。重い。 プラスチックレンズ 長所:軽い、 短所:ガラスレンズに比べキズが付きやすい ポリカーボネイトレンズ 長所:3種類のレンズ素材の中で一番衝撃に強く割れにくい。比較的安価である。 短所:度付き対応が出来ない。キズが付きやすい。歪みが出やすい。 |
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遠近両用のレンズは、レンズの度数だけでなく掛け具合調製も非常に大切になってきますので、当店では遠近両用のレンズに関しては通信販売は行っていません。 |
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14.日ごろのメンテナンスについて 砂埃等が付いた場合は軽く水洗いしてから柔らかい布等で水分を拭き取ってください。乾いたまま拭きますと埃等によりレンズを傷つけることがあります。 洗浄後の水滴や雨などでレンズが濡れたまま放置すると、水垢がしみつき取れなくなることがあります。 洗浄はメガネレンズクリーナー、水、中性洗剤をご使用ください。アルカリ性、酸性洗剤はレンズのコーティングを劣化させます。 |
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