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度付き偏光サングラスの作り方


度付偏光グラスの作り方は大きくわけると、2パターンです。

(1)メガネフレームに度付レンズをはめ込む方法     

(2)市販のサングラスに度付レンズをはめ込む方法  

本来は(1)の方法がお勧めですが、元々メガネ用として設計されていますので、サングラスとしての光を遮るといった目的には適さない物もあります。特に最近は小振りな物が多く、せっかくの紫外線カットレンズでも、フレームの隙間から光(紫外線を含む)が入り込んでしまっては意味がありません。
サングラスとしての機能を生かすようなデザインのメガネフレームを選び、度付きレンズと入れ替えると良いでしょう。

(2)の場合、サングラスのフレームは物によって品質がバラバラで、レンズを入れ替えるように作られていない物も多いので注意が必要です。
最近流行の大きめなカーブフレームは度付きに適しません。
また、塗装・メッキ等の処理も質が良くない物も多く、加工時にメッキ剥げやキズが付いてしまう恐れがあります。
ただ、度付きサングラスのニーズは多く、サングラスメーカーでも度付きに適したサングラスを発売しはじめています。

サングラスに適したメガネフレームか、度付き対応に適したサングラスを探し、その人の目的に合った物を選択することが大切です。

(1) (2)の場合どちらでも、度無し偏光レンズ同様(偏光レンズ交換参照)縁無しフレーム・ナイロールフレーム・一眼タイプは出来ません。

度付きレンズの場合、目の中心とレンズの光学中心を合わせ、レンズに精密なカーブを付けることで度数を出しています。
上(右)のように視線がレンズに対して斜めになっていると、光学中心がズレてしまい光の屈折角度が変わってしまうので、物が歪んで見えたり足元がふらついたりします。眼精疲労や頭痛の原因にもなりますので、カーブフレームは度付き対応に向きません。
カーブフレームに度付きレンズをセットする場合、下の写真のようにフレームカーブを調整する必要があります。

(1)がノーマルな状態(8カーブサングラス)、(2)が度付きレンズをセットした状態。レンズカーブに合わせフレームカーブを調整しています。
メタルフレーム(チタン等を含む金属フレーム)なら、ほとんどの場合フレーム調整で度付き対応出来ますが、物によっては出来ない場合があります。
レンズ面をフラットに調整することにすることによって横の抑えが広がってしまい、それを(3)の部分を曲げることによって調整しますが、(3)の部分が調整できないものは度付き対応できません。

 

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