レンズマスター的色彩学

色の三属性

1.色相

まず色と色の対比を考えた時に参考に出来るの物として、色相環(図)というものがあります。
色相環の向かい合う色相は「補色(反対色)」の関係となるので、背景や隣り合う色を補色にすれば目立つ色の組み合わせとなる。「緑」なら「赤紫」が「青」なら「オレンジ」といった具合です。

ルアーローテーションなどでは、色相の近い色でローテーションをするよりも対照的なカラーにチェンジすることで、効率的に反応の良いカラーを調べることが出来ます。

ウキなどの目印を作る場合にも、補色の配色することでより見やすいウキを作ることが出来きます。

2.明度

同じ色でも明るい時と暗い時では色の感じ方が変わってきます。それと同じように同じ色でも明るさを変えただけで違う色に変化していきます。
色の明るさの基準としてあるのが明度であり、分かりやすい色で説明すると、白、灰色、黒の無彩色で、最も明るい白から最も暗い黒まで知覚的に等しく分割し明度尺度(グレイスケール)としています。

明度が最も暗くなった時、全ての色が黒になり、実際に例えるなら暗闇に包まれたような感じでになり、反対に明るくなった場合には、全ての色が白に近づいていきます。
もともと明度の低い青や紫(色相環の下位置にある色)などは、黒くなるのが早く、明度の高い黄色やオレンジは、白くなるのが早いということも覚えておくと良いでしょう。

水中にはプランクトンなどの不純物が存在し、水深が深くなればなるほど太陽光が減っていきやがて真っ暗になります。
水中ではどんなに晴れていても太陽光の届く限界があるので、限界を超えた水深では色の存在が無になり、カラーローテーションの意味が無くなってしまうのです。同だけではなく、明度という基準もカラーローテーションに必要なのです。

             

← 明度が低い                明度が高い →

3.彩度

それぞれの色がどれだけ鮮やかであるか、反対にどれだけくすんだ色か、という基準として「彩度」がある。
色相環の色を最も鮮やかな純色として、それに等しい明度を持つグレイを足して行きます。すると加えたグレイによって、下のように真っ赤な純色も次第にグレイみを帯びていき、赤の色のみが薄れ無彩色のグレイに近づいていきます

           

← 純度が高い               純度が低い →


4.色相、明度、彩度の関係

これが色相、明度、彩度を立体的に表したもの。
赤、青、緑といった色相が一周を囲む。

一番右側が純色で、右から左へ彩度が落ちてくすんだ色になっていき、上から下へ明度が下がって、暗くなっていきます。
一番左は無彩色となり、どの色も同じです。

上の黄色と比べて欲しいのは、同じ純色でも青色のほうが明度が低いということ。つまり暗い中では青は見にくい色といえます。